オンラインカジノで使われるフリースピンとは

オンラインカジノを遊ぶ人の中には、せっかくカジノを遊ぶのだからピンポイントで稼げるゲームだけに挑戦したいと思っている人も多いでしょう。
実はそういう考えで遊んでいる人は多く、特にネットで情報を調べた人にはブラックジャックだけ遊んでいたり、ルーレットしか遊ばないという人も多いのです。
そもそもルールを覚えて、それに馴れてから勝負が楽しめるという前提があるため、何十種類ものゲームをいちいち覚えていては初心者の時間が長く、稼ぎにくいのです。
よく使われているのがルーレットにおける賭け方を法則に基づく方法です。
わらしべ長者法というものがあり、珍しく日本で生まれたやり方ですが、一つのターンを法則通りに賭けて勝利すると20倍ほどの利益が得られます。
もちろん確実ではないですがこれのいいところはルールが決まっているので、その通りにベットするだけでいいという点です。
ギャンブルが好きという人は基本的にゲームが好きというより賭ける事が好きであり、そして勝つ事が重要です。
パチンコなどにも言える事ですがお金を賭けられなければゲームとしてそこまで面白いものではないのです。
わらしべ長者法ならば取り決め通りに順番に賭けるだけですし、頭を使うこともありません。
そこに醍醐味を感じられないのがつまらないと感じるか、勝って稼げればいいかで考え方が違って来ますがお金を稼げて嫌だという人もいないでしょう。
これと同様の考え方でひたすら運に左右されるスロットばかり遊ぶという人もいます。
ただ、スロットは日本で普通に出来るのでせっかく苦労してオンラインカジノを遊んでいるにそれを選ぶのも考え物です。
カジノ側としてはせっかくたくさんの種類のゲームを提供しているのだから、色々手を付けてもらいたいという思いがあります。
そこで度々提示されるのがフリースピンです。
何かと理由を付けてポイントを付与し、簡単に言うと「10回だけ無料で遊ばせてあげるからやってみてね!」という施策です。
前述した様にスロットは運の要素が強いため、せっかくオンラインカジノで遊んでいるのだからブラックジャックしか遊ばない、と考えている人も多いでしょう。
しかしフリースピンはそのスロットしか遊べないので、完全に無駄にしてしまうのももったいないという要素が働いてしまいます。
ものがスロットなので、スタートボタンとストップボタンを押せばリールが止まって結果が出るんだろうな、という事はちょっとでも知っていれば分かります。
そこで試しにやってみると当たってしまい、結構連続して稼げたりしたらプレイヤーとしては嬉しいですがカジノ側としてもしめたものです。
フリースピンが特に確率をアップしているという事はありません。
カジノが確率を操作することはキャンペーンの有無に関わらずあり得ないからです。
その10回で勝つかどうかはプレイヤー次第ですし、勝ったとしてもフリーの回数分終わればクレジットが残るだけなので辞めればいいのです。
楽しんで勝ててしまったので勢いでそのまま続けるという人が少しでも現れれば、遊ぶゲームを開拓してくれたという事でカジノ側は成功となります。
スロットの種類はどのカジノでもやたらとたくさんあるので、出来るだけたくさんのゲームに手を付けてもらいたいと考える場合が多く、こういった事になっているのでしょう。
実際のところ気になるスロットが5個も6個もあれば、それだけスロットに使うクレジットは増えていきますし、遊んでいる時間も長くなります。
長く遊ばせればそれだけ負ける確率が高くなるという事なので、分母拡大という意味でたくさんのゲームに触ってもらえるフリースピンは使われています。
スピンという名前ですがスロット以外にも使われており、つまり無料お試しプレイを定期的にプレイヤーにしてもらい、遊ぶゲームを増やさせているのです。
これは元から様々なゲームをやりたいというプレイヤーに向けて、カジノ側が常に新しいゲームを提供しなければならない要素と一致しています。
増やさなければいけないのですから、増やした以上は遊んでもらうためにそうやって無料プレイをばらまいているのです。
一プレイヤーが考えるよりよっぽど多くの金額がカジノでは動いています。
一回に1万ドル賭けられるゲームがいくつもある事を考えると、カジノの保有資産がどれだけ大きいか分かるのではないでしょうか。
店を潰す勢いで勝ちまくっている人がいたとしても、一時的に100万ドル稼いだとしてもカジノはびくともしないのです。
トータルでは胴元が勝つシステムというのはカジノにも共有しており、結局他のプレイヤーの負けで簡単に補填出来ます。
こういった金額を考えると、ちょっと10スピンぐらいユーザーにばら撒いてもカジノとしては痛くもかゆくもなく、その影響で遊んでくれる人が増えるのだからフリースピンは有効だと言わざるを得ません。
トータルで勝つためにはもっと戦略的に行くべきなのでしょう。